IT事例に役立つコラム(仮)

2011.01.19

1の巻「事例で紹介する企業は、どうやって選べばいいの?」

事例を制作するにあたって、まずしなくてはならないのが、記事の中で紹介する企業の選定です。単に「作るのが簡単そうだから」「すぐに承諾をいただけそうだから」といった理由だけで選ぶのはおすすめしません。

第一にすべきは、会社が“事例を使って何をしたいのか”、目的をよく考えることです。

例えば、「製品の信頼性をアピールしたい」のであれば、事例の対象はネームバリューのある企業や公共団体などを選ぶべきです。
事例の中に誰もが知っているような大企業や官庁の名前があれば、読者の反応も「あの会社が使っているなら安心だ」となります。

同様に、「製品の対応力や拡張性をアピールしたい」場合は、規模や業種の異なる複数の企業をピックアップします。
こうすれば、その製品がどんな規模、業種にも幅広く対応可能であることを知らしめることができます。「製品の解決力をアピールしたい」場合は、導入前に深刻な課題を抱えていた企業を選びましょう。

業務に支障が出るような難題を鮮やかに解決した事例をご紹介すれば、読者へ強い印象を与えることができるでしょう。

このように、事例の効果を最大限に活かすためには、ただ漫然と制作するのではなく、目的に応じて紹介する企業を選定することが大切なのです。