IT事例に役立つコラム(仮)

2011.01.31

導入事例を作成するタイミングはいつ?

導入事例は、使い方やメリットを伝えることができる重要な資料のひとつです。しかし、製品発売時に必要な製品パンフレットのように、いつまでに必要という時期がわかりにくいのも確かです。そこで、導入事例を作る効果的なタイミングはいつかを考えてみることにしましょう。

一般的に事例が作られることが多いのは、以下のタイミングです。

展示会、セミナーに合わせて作成

多くの人が一堂に集う展示会やセミナーは、製品やサービスを知ってもらう絶好のチャンスです。最近では「クラウド」や「セキュリティ」などテーマを絞り、専門性の高い展示会やセミナーが開催されています。製品やサービスの認知を高めるとともに、新規顧客の獲得を目指すために、展示会やセミナーに合わせて事例が作られます。導入した企業においても、多くの方に宣伝できるため、掲載の許諾が得られやすいのも特長です。

Webのコンテンツ拡充に合わせて作成

Webは、導入する製品やサービスを検討する重要な情報源となっています。そこで、導入事例をコンテンツとして用意する企業が少なくありません。規模や業種、製品ごとに導入事例を用意できるのも大きなメリットです。
コンテンツ制作のタイミングは、アクティブに動いていることを見せる場合は毎月あるいは隔月など定期的に行われます。また、新製品登場時は情報も少ないので、導入先が決まるとすぐに導入事例が作成されることが多くあります。

広告展開に合わせて作成

企業のイメージを浸透させる広告に代わって、ここ数年は新規顧客を獲得するための広告が主流になっています。そこで使い方やメリットをアピールするために、事例を使った読ませる広告(記事タイアップ広告といいます)が作成されています。媒体を選定することでターゲット顧客を特定できるのが大きなポイントです。また、あとで広告を抜き刷りしてリーフレットにできるのもメリットです。

広告の出稿のタイミングは、展示会やセミナーの開催時期、あるいは製品のバージョンアップなどに合わせると効果的です。

営業の一環として作成

営業がお客様に提案する資料として、会社案内、製品カタログに加え、もうひと押ししたいときに必要になるのが導入事例です。お客様に登場いただくことで、より信頼関係を築くことができるのも大きな強みです。
例えば、大企業や官公庁などの導入事例は信頼や実績を強調したいときに効果が上がります。このように、導入事例は営業展開に合わせて作成するのがポイントです。

導入事例を作成するタイミングに決まった時期があるわけではありませんが、販売や営業に力を入れたいとき、それがひとつの合図となるのではないでしょうか。