IT事例に役立つコラム(仮)

2011.01.19

今さら聞けない導入事例にまつわる用語解説

IT業界は他の業界に比べて、アルファベットやカタカナが多用されることで有名です。導入事例制作では、IT業界とは違った印刷やデザインなどの専門用語が利用されるケースが多くあります。そこで、導入事例制作をスムーズに進めるために、いまさら聞くにはちょっと恥ずかしい、でも知っておくと便利な用語を解説します。

・ヒアリング
お客様の話を元に多くの情報を収集する方法です。制作会社の「ヒアリング」は、目的や効果、用途などを具体的に伺う場合を指します。

・テンプレート
「雛型」や「定型書式」、「基本レイアウト」など、制作のベースとなるデータやファイルを表します。

・コンテンツ
「内容」や「中身」を意味し、ITでは「情報の内容」を表します。

・納品形態
印刷もしくはWebなど、最終納品の状態を指します。

・判型
印刷時のサイズで、A4、A3などの型を表します。A4の場合は、「A4ペラ」という場合もあり、ペラは単一ページの仕上りの印刷物を指します。また、A3の場合は、「A4見開き」という場合もあります。

取材・ライティング時に用いられる用語

・ヒアリングシート
あらかじめ用意した質問状を指します。事前にお送りしておき、取材当日、質問にそって内容を確認してまいります。

・リライト
お客様がご用意した原稿を導入事例の構成に合わせて書き直すこと、またはライターの原稿をお客様の指示に合わせて書きなおすことを指します。

・テキスト原稿(生原稿)
レイアウトする前のライターの書いた原稿を指します。

・ドラフト
「草案」や「原案」など、完成形の前の原稿を表します。

・プロット
「構想」や「趣向」などを表します。導入事例では、全体的な流れを事前に確認する際に、タイトルや見出し、小見出しなどを書きだす作業をいいます。

撮影時に用いられる用語

・ネガフィルム
一般的なフィルムで、色や明度が反転しているのが特徴です。

・ポジ(スライド)フィルム
スライド映写や印刷原稿用に使用されるフィルムです。現像後のフィルムが見た目と同じ色調になっているため、仕上がりがキレイです。

・画像形式
画像のファイル形式を指します。印刷で使用する場合は、一般的にはJPEG形式やPNG形式などを利用します。Webで使用する場合はJPEG形式やGIF形式などを利用します。ロゴなどでは可変できるようAI形式やEPS形式を利用します。

・画素
画素はデジタル画像を構成するドットのことです。数字が高いほどキレイに見えます。

・解像度
解像度は1インチのドット数を指し、dpi(ドット/インチ)の単位で表します。印刷では350dpi以上が目安となります。Webでは72dpiで問題ありません。

・バストアップ
全身写真ではなく、上半身だけを撮影する場合を指します。撮影の際はストラップやネクタイなどに注意しましょう。

デザイン時に用いられる用語

・ラフ
完全な仕上がりの前に、デザインに必要な要素や仕上がりイメージを確認することをラフデザインといいます。

・カンプ
企業の承認を得るために、完成に近い形で描かれたデザインを指します。

・トンボ
印刷時の原稿仕上がり位置やセンターがわかるために入れる印です。四隅のトンボを「角トンボ」、センターのトンボを「センタートンボ」といいます。また、トリムマークという場合もあります。

・CMYK
4色を掛け合わせる色の表現方法です。「C」はシアン(青)、「M」はマゼンタ(赤)、「Y」はイエロー、「K」はブラックとなります。

・アタリ
仕上がり時には印刷されない、仮のもの。「アタリ罫」は仮の位置を示す線、「アタリ画像」は仮の画像を指します。

印刷時に用いられる用語

・色校正
色を指定した部分が正しく印刷されているかを確認する作業です。

・マット紙
光沢のない(つや消し)の印刷用紙です。

・アート紙
じゃ多ログなどの高級印刷用の用紙です。

・大豆インキ
大豆油から作られる工業印刷用油性インキのことで、植物性のためエコに優しいという特長があります。